週4時間労働でお金持ち?
なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?
ティモシー・フェリス 田中 じゅん
青志社 2007-09-21
by G-Tools
去年読んだ本です。
このタイトルを見て
「週4時間とは言わない、せめて1日4時間でも嬉しい!」
なんて小さなことを言ってる庶民にはハードルの高い内容です。
最初にネタバレすると、これはサラリーマンのままでは当然無理な話です。
本書は、GTDやライフハック的な「効率よく仕事する」ではなく、「仕事量を減らす」というベクトルに向かっています。
著者は、通販会社を起業し、ほとんどの業務をアウトソーシングすることにより、本人不在でも問題のないオペレーションを確立した。そのビジネスモデルは結果的に週4時間しか働かなくても問題ない。という話。
「ただの成功者の自慢話かよ!」となりそうですが、そこに至る過程はなかなか参考にります。
本書から感銘を受けた点は2点あります。
1、「自由な時間とお金」は、老後ではなく「若い時」
に手に入れてこそ意味があるという
”あたり前”の事を再認識させられました。
2、「どうでもいいことは、どうでもいいことでしかない
それをどんなに上手くやってのけても、
重要でないことに変わりはない!」(本書引用)
とくに2は突き刺さりました。
言い換えれば、「効率アップ」と「生産性アップ」は必ずしもイコールではないということでしょうか。
日常の中で、わずかな効率アップに一喜一憂することも少なくありません。それをただの喜びとして捉え、自己満足するのは個人の勝手ですが、それが必ずしも生産性を上げているわけではないことを肝に銘じる必要があります。
極論するなら「何もしないことこそが最大の効率化」なわけですね。
なんでも万能な効率マニアを目指す前に、無駄なことを無視する選球眼と非情な心が必要だと感じました。
一方にはこんな人もいるようで・・・・
川島教授、「脳トレ」の報酬はゼロ
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コメント
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川島教授の脳トレは、最近になって始めたので
タイムリーな話題です…
私も、好きな仕事させてもらってるだけでも
有り難いとは思ってますが
今の仕事で、週4時間働いた場合
バイトするよりは(時給に換算すると)ずっと高いですが
金持ちにはなれません(笑)
投稿: くった | 2008年2月 5日 (火) 18:12
川島教授の行為は世間では賛否両論みたいだね。
ただ、
「私の家族はみな私に腹を立てているが、お金が欲しければ自分で稼ぐようにと言っている」
この発言はカッコいい
投稿: たつ | 2008年2月 6日 (水) 21:12